小山用水・野木幹線
思川の由来
その1 「思いの川」伝説
 昔、花見が岡(下野市)の豪家のひとり娘お三輪が病床についた。婿の市太郎は、お三輪の回復を祈るため、毎晩、黙って家を抜け出し、川を渡って惣社の明神までお詣りしていた。ところが、市太郎が毎晩黙って家を抜け出すのは、他に好きな人ができたと思いこんだお三輪は、夫を愛するあまり大蛇に姿を変え、夫をのみ込んでしまった。2人の思いから、「思川」と呼ぶようになった。

その2 「田心姫」伝説
 神話に出てくる、水に縁のある女神「タゴリヒメ」を漢字で書くと「田心姫」と書く。昔、思川の流域に水田が発達するようになったとき、人々は川の恵みの大きさをたたえ、
「田」「心」の2字を「思」という1字につめて、「思川」と呼ぶようになった。

 

 

参考文献:小山市郷土文化研究会「小山の伝説」(平成4年 第一法規)